カートは空です
ラリックが示す伝統と革新。
鮮明なブルーの色調は永遠と希望を象徴し、ラリッククリスタルの類い稀な創造性と卓越性を想起させます。
颯爽と立ち現れる混じり気のない色相は、高度なクラフツマンシップと清廉さを投影し観る者を惹きつけます。
ある日、ルネ・ラリックは、孫娘ニコルと一緒にシャルトル大聖堂を訪れました。
ステンドグラスを透過する独特なブルーの光に包まれて、ニコルは無邪気に尋ねました。
「世界で最も美しい青をつくることはできるの?」
それ以来、この荘厳な色相とラリックの繋がりは、時代精神を反映し絶え間なく進化しています。
アール・ドゥ・ヴィーヴルをたたえる、アイコニックブルーの世界へ。
フランスの海と山に囲まれた太陽が降り注ぐラングドック地方には、どこまでも続く広大な大地、灌木地、歴史ある山々、美しい峡谷など、様々な景色が広がっています。この地に息づく自然の美しさが、多くの芸術家にインスピレーションを与えてきました。1929年に、独特なレリーフと丸みを帯びたフォルムが特徴的なこの作品をデザインしたルネ・ラリックも、その1人でした。サテンポリッシュ仕上げのクリスタルに、サボテンの葉が重なり合うようにように描かれています。
■サイズ:高さ330㎜×直径450㎜
■重量:14.5㎏
《ラングドック》コレクションは、こちらから。