ピエール=イヴ・ロションはシグネチャーコレクションを通して、ラリックのアイデンティティを受け継ぎ、過去と未来を繋ぐ新風を吹き込みます。
偉大なフランスのインテリアデザイナーであり、世界中の名だたるラグジュアリー空間を手掛けた実績で知られる同氏は、その確かな知見によって、シグネチャーコレクションを豊かに展開します。ラリックの比類なきサヴォワ・フェール(伝統の職人技術)とのコラボレーションは、美学と機能性を融合させたインテリアデザインの至宝です。
ピエール=イヴ・ロションは次のように語ります
「私は常にルネ・ラリックの創造性と才能を賞賛してきました。彼はその繊細さと卓越性によって、ガラスの純度とメタル素材が持つ精密さを見事にマッチさせました。クリスタルガラスは、建築や彫刻、テーブルウェアからジュエリーまで、あらゆる形態の芸術を美しく叶える高貴な素材です。
ジュエリーデザイナーとして出発し、その後インテリアデザイナーとしても活躍したルネ・ラリックにとって、ガラスはインスピレーションと創造性の尽きることのない源です。私はこのシグネチャーコレクションによって、メタル素材がクリスタルガラスの透明性、純度、輝きを昇華させる新たな物語を紡ぎたいと思ったのです。メタル素材の精密さと優雅さを備えたデザインは、新たな方法でクリスタルガラスにインテリアと建築、家具までをも融合させる自由を与えます。
ガラスとメタル素材を結び付けたルネ・ラリックの芸術性を、私の番で永続させることができ大変光栄です」
ピエール=イヴ・ロションは、ペルルのシャンデリアをデザインするために、かつてルネ・ラリックによって1930年代に制作された同名の照明にインスパイアされました。
また彼は、あらゆる文化と宗教において重要な役割を果たす装置であり、その真理を内包するキャンドルに象徴的な力を見出します。メゾンを象徴するサテン仕上げのストライプとカボションが刻まれた光の冠は、整然と配置された華奢なクリスタルキャンドルで飾られ、精緻なメタル部分はクリスタルの純度と輝きを昇華させます。
《ペルル》シャンデリアのデザインから派生した「ルミナリィ」と「ウォールランプ」は、キャンドルのシルエットが放つグラフィカルな象徴性をより明快に伝えています。サテンクリスタルを通して内側から柔らかく発光する、これまでにない造形がユニークな「ルミナリィ」は、照明としてはもちろんオブジェとしてもお楽しみいただけます。
オリジナリティに富むネオクラシックなアクセントは、「グラン・シエクル」(偉大なる世紀)のセンスと共鳴し、インテリアにフランスらしいエレガンスをもたらします。