クラフトマンシップが導く新たな地平
ラリックは、英国人アーティスト、ニック・フィディアン・グリーンによる代表的な彫刻《スティル ウォーター》の光とクリスタルによる表現を、初めて生み出しました。
この彫刻の色彩は、クリアのみならずブラックからアンバーまで示されます。そして一連のクリスタルガラスは、アルザスのヴィンゲン=シュル=モデに位置するラリック ガラス工房の職人たちによって巧みにカットされています。この限定エディションには、ラリックがアーティストと協力し特別に開発したスチール性の鋳型が使用されています。1000℃以上に加熱された素材を型に注入するためには、長年の経験と高度に訓練された技術を要します。熟練の職⼈による数々のプロセスを経て、ようやく⾺頭に命が宿ります。
アーティストのイリュージョニストのようなジェスチャーは、この動物が鼻先で水面に接し平衡を保つ繊細なバランスを捉えています。その存在感は力強くありながら、その姿勢は儚く無力です。
「馬は危険を感じ取ると決して水を飲みません。完全に安全だと感じる必要があるのです」と、ニック・フィディアン・グリーンは語ります。
ニック・フィディアン・グリーン
1963年生まれ。イギリス、ハンプシャー州で育つ。セント マーチン スクール オブ アートでロストワックス鋳造の学位を取得。定期的にエキシビションを行い馬頭の彫刻で世界的に知られる。その作品はイギリス、オーストラリア、フランス、香港、イタリア、アメリカのパブリックスペースや私的コレクションで観ることができる。彫刻作品を専門に扱うロンドンのスラドモアギャラリーで20年にわたり紹介、展示されている。
■素材:クリスタルガラス
■サイズ
クリスタル部分:⾼さ250 x 幅85 x 奥⾏き75 mm
台座:⾼さ160 x 幅70 x 奥⾏き70 mm
総合:⾼さ412 x 幅85 x 奥⾏き75 mm
■重量
クリスタル部分:1,3 kg
台座:2,2 kg
総合:3,5 kg
■ハンドクラフト フランス製
■シリアルナンバー入り/サーティフィケート付き
■世界350点限定